2024/08/07 14:21
-筥迫 (はこせこ) とは-
江戸時代,武家の女性などが懐中に入れて用いた紙入れの一種。
とじ帯に小さな香袋がつき,簪(かんざし)をさしこんだものもある。
紙や懐中鏡などを入れた。現在は婚礼や七五三の衣装用。
(百科事典マイペディアより)
懐中から覗かせるそのお姿はキュートで本当にオシャレ!
ただ実際、現代では普段使いがしづらい所が本当に残念でした。。
これは最初の方の試作↓
基本的に名刺など平たい物は入れられるけれど、ポケットが深いので取りづらく、うーーーん。と試作が続きました。
では立体にすれば!と。
その場合、本体両脇を『ちどりかがり』と言う縫い方でとめるのですが、ぷかぷかして安定感がない。うーーーん。と試作が続く。
結果、ポケットの深さは斜めにする事で取りやすくなり、ぷかぷかしてしまう本体には中に箱を入れる事でやっとまとまりました!
この形を作る為にカルトナージュ技法を学べた事は先にも繋がる事なので嬉しい所でありました!
そんなこんなで、今回の新作『筥迫風 マルチケース』、upまで時間が掛かりましたがすごく勉強にもなって、手間がかかるのですけれど、大切にしたい日本の美しい伝統美フォルムを生かしつつ、普段使いできるデザインに仕上がってくれ、とっても大満足の行く作品となったのは非常に嬉しい所でありまする🙌✨
最後に、留め具の梅モチーフチャームに希望で『ほんのり香』を付けられ、楽しめる仕様にまとまったのも重ねて嬉しい所でありました ♬.*゚
※写真はほんのり香より抜粋
※ほんのり香は『香りなし』も選択可能
お楽しみいただけたら幸いです ❀.*゚